真っ白い

時の流れに身を任せるとはよく言ったものだ。

僕はどうも過去にとらわれてしまうことが多いらしい…

それにしても今日も暑かったな、
でもバイトの休憩でマックに入ったんだけども、
窓ガラス越しにまっかに燃えるような空が見えた。

生きてて良かったなと思う瞬間だ。

まるでフラワーカンパニーズが隣で歌ってくれたみたいだったよ。

飯能に新しくできたマックはすごくオシャレだった。

ここで空が真っ黒に塗りつぶされるまで待とう。

ポテトを口にほうりこんで、
ウォークマンの電源を入れてみる。

そしたらスマパンが流れてきた。
いいぜい!

まぶたも少しだけ重くなってきた。

でもここで寝たら休憩時間がもったいないもんな。
本でも読もう。

ナインストーリーを手にとって読むとしよう。

僕は窓越しに見えた、手をつないでるカップルの健全さに劣る自分を恥ずかしく思ったよ。

また夏がくる。

そして夏の終わりが来る。

蜃気楼でなく現実であれー!!!