言葉にするとこんなにもカラっぽなんだな
イヤホンを分け合って音楽聞いてたんだなあ。
寒い季節とか君と手をつないで通り過ぎてったんだよ。
恋と愛の違いを中学生のころからずっと考えてた。
結局23歳になってもわからなかった。
眼の色がきれいとか、その声を聞いていたいとか。
僕はバラードが好き。
心臓の音とちょうどいい感じなの。
これから少しだけ、良い歌詞を書いていけるんじゃないかなって思うんだ。
あの頃みたいな気持なんだ。
まるで13歳のころのような。
それが一番必要なことだったんだよね。
久しぶりにパカッと何かがわかった気がする。
KANの歌が僕には痛いくらいに染みる。
だって本当に本当に痛いんだもん。
僕は今パソコンに話しかけているんだ。
僕の言葉を飲み込んでいくパソコン。
頭の中はまるで炭酸だらけで、
動くとジュワーって音が聞こえてきそう。
みんな聞こえないふりしてる。
いつまでも、いつまでも色あせない歌があってほしいと思う。
いつまでも、いつまでも色あせないふたりであってほしいと思った。
中学のころに机に書いたことで怒られた詩が久しぶりに出てきた。
笑っちゃうくらいに青春。
思い通りにならない
作詞・mochizuki hideki
なんで光ってるんだよあいつ
いつも磨いてるんだけどね僕
なんでカーテン揺れるんだよ
あの子が知らない世界に行く瞬間だよ
なんで僕だけじゃないんだよ
いつまでたっても無理だよ
そういうふうにできてる
なんで泣いてる君が僕のそばにいないんだろう
涙ふいて他の人と一緒にいるんだよ
なんでこんなふうになっちゃったんだろう
なんでもないよそんなにみんな見てないから
それじゃあ行くよ
自分も忙しいもんで
うん、そんな時代もあったね。
雪ってふたりを近づける魔法だと思っていた。
あまりにも雪の中で素手で走り回ってたものだから
真っ赤になったよ。
この真っ赤になった手で未来を切りひらかなきゃなあ。
電気を消してみようよ。
君の部屋を。
胸のあたりにポツンと消えてしまいそうな光があるでしょう?
それが大切な人への気持ちだよきっと。
その光が消えそうなときに、息を吹きかけてみるんだ。
するとどうだろう。
また光りだすんだよ。
あっためてあげるんだ。
白い息が出ているうちは人間だよ。
僕が保証するんだから。
思い通りにいかないって言ってた中学生の自分に言ってやりたい。
10年後まだまだ戦ってるぞ。
でも面白いだろう?
そっちのほうが生きててさ。
今日はなんか知らないけどバイト中に血が出た。
でも、自分って生きてるんだなって前向きな考え方ができたよ。
僕と君とあの子とあの人、音楽と絵と映画と小説
そんな世界で
これからもずっと生きていたい
とさえ思うことができた。
言葉は誤解を生むこともたくさんあるけど、
僕はひとつひとつ説明してでも伝えていきたいな。