目が覚めて、手首を切ってその血をギターに垂らして歌っても鎮魂歌に

2001年9月11日

世界同時多発テロ



この日にとっても大きくて悲しい音楽がアメリカには響き渡ったんだ。


世界同時多発テロという見出しを確認したとき
まるで東京にいる僕にも悲しい音楽が聞こえてきたように感じたのは
僕自身驚きだったよ。


実感が湧かないけど、アメリカではとんでもないことが起きていたんだよな。


誰かの泣き叫ぶ声とか、苦しいって叫ぶ声とかさ、恋人の名前を呼んだり、子供や親の名前を呼ぶ声がさ。


9月11日になると、背筋がピンって伸びる。


ずっと考えていたくなる。


僕はアメリカにいたわけじゃないから、この事件の結論は出せないけども…






〜ナインオーイレブン〜


僕は君の顔を知らない

君も僕の顔を知らない

この日だけは君の事だけを考えてるよ

伝書鳩アメリカまで飛ばせたらいいなって


僕は君の声を知らない

君も僕の声を知らない


この日だけは君の事だけを考えてるよ

愛と平和を世界中に飛ばせたらいいなって


どうしようもなく砕け散りそうな

明日が待ってるかもしれない

でも笑顔をばらまくことができる

あさってが待ってるかもしれない


そのうち世界が君に恋をするから

そのうち歌が君に愛をあげるから

そのうち僕が君に平和を歌うから

そのうち そのうち そのうちさ



テレビの前で僕は確かに安全なところに

この日だけは君の事だけを考えてるよ




今日作ったこの歌を明日高円寺でソロのライブをやる予定なんだ。

今日の朝に誘いがあって緊急のことだけど、この声がつぶれるくらいに歌を歌ってきたいって思ってる。

風邪を引いてしまって身体もちょっとだけ言うことを聞いてくれないけども、明日だけは言うことを聞いてくれ僕自身!!!


そうなんだよ!

今日はずっと考えていたい日なんだもん。



あ〜吐き気がするほどロマンチックだぜ!