散歩と愛しさ、君の手のぬくもりとかなんか…
前に付き合っていた女の子ととてつもないくらいのケンカをしたことがあった。
ふたりとも精神削らせて付き合ってたんだろうな。
そんなふたりに限界がきたんだ。
もう一緒にいることなんてできないんだなあ。そう思った。
でもその時、それでもふたりは耐えた!
なんとか一緒にいる道を選ぶことができたんだ。
ボロボロになるまでケンカして、疲れきったふたりは月夜に散歩することにした。
その時手をつないで街を歩いた。
まるで街はいつもと変わらないのに、
ふたりの繋ぐ手の間のぬくもりは奇跡みたいなあたたかさだった。
このままがいいなと思った。
それでもいまふたりは違う生活を選んで生きている。
お別れはくる。
それでも生きいかなきゃならない。
ぬくもりだけは忘れてはいけないよ。
それがふたりをつなぐ魔法だから。
ぬくもりを抱きしめて前に進むことしかできないんだみんなきっと。
そろそろ吉祥寺にも朝が来る。
俺は今好きな人を大切にしたい。
大切なものが崩れる前に守っていられたら素敵なことでしょう…