愛のチャイム

僕の住んでいる街には愛のチャイムがある。

小学生はそのチャイムがなるまで遊び続けるの。

あの頃の僕は校庭でサッカーしたり、ローラーブレード乗ったり、マンションでおにごっこしてた。

僕らには限られた時間しかなかったから、せいいっばい遊びに夢中になってしまうんだ。

よく帰りの時間少し遅れてお母さんに締め出されたりしてたな。

あの公園、懐かしいにおいがする。

すごく懐かしいの。

だから僕はそのにおいを煮込んで、寝かせて、ちょっとずつ食べていきたい。

本気で生きていくとお腹が空くから。

だからそんなときの非常食!!!